コロナでmtgの大会が無くなる中、世界からとんでもないビッグサプライズが飛び込んできた。
コロナの影響でアメリカに入国できない、ufcライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフvsトニー・ファーガソンが流れ、対戦相手を替えてタイトルマッチが開催される!

メインイベントはトニー・ファーガソンvsジャスティン・ゲイジーのufcライト級暫定王者戦
セミはバンタム級タイトルマッチ。王者ヘンリー・セフードvs挑戦者ドミニク・クルーズ

メインもさることながらセミ!
長年総合格闘技を見てる者なら泣き叫ぶほどの激アツマッチアップ!

何故なら挑戦者ドミニク・クルーズは初代ufcバンタム級王者でありながら膝の前十字靭帯断裂により、王者剥奪。手術後復帰して再びバンタム級王者に返り咲くも、またしても膝の靭帯を断裂し、復帰後の防衛戦で王座陥落。以降、両膝、足の付け根、肩と手術レベルの怪我のオンパレード。6年間くらいで2試合か3試合くらいしかできてない。
対して王者セフードは、北京オリンピックのレスリング金メダリストでufcフライ級、バンタム級と2階級制覇。まさしく軽量級世界最強。

順当にいけばセフード勝利。
でも、もし全盛期の、怪我をする前の、最盛期のドミニクが相手なら?
これは分からない。そこがこのマッチアップの見所だと思う。

セフードはパンチの強いレスラー。クリンチからの膝蹴りも必殺にしてるし、穴が少ない。
ドミニクは打撃は満遍なく上手く、テイクダウンも相手の隙を作り出してタックルに行くオールラウンダー。

身体の強さ、レスリング力、パンチ力、そういったものを強いと言うならセフード。
フェイントや構えを変えることによって距離感を狂わしたり、大振りのパンチを誘ったり、相手をコントロールするのを上手いとするならドミニク。

ドミニクのファイトスタイルは、構えを頻繁に変え、距離を狂わせ、独特のリズムと角度で打撃を入れ、相手のリズムが崩れたらすかさずテイクダウン。

セフードは踏み込みの速さと1発の強さ、組みの強さでプレッシャーをかけていく。
コンビネーションはあまりないけど、1発と踏み込みの速さとレスリング力が優れてる。

ターニングポイント
①ドミニクの打撃スタイルにセフードがどこまで泳がされるか。
②お互いのレスリング力の差。
③ドミニクの復活具合

①に関してはセフードが多少振り回されると思うけど、あの踏み込みとパンチ力なら1発当てれたら関係ないので、ここはむしろドミニクのディフェンス技術が鍵になるかもしれない。
②はお互いレスリングができるけど、そもそもスタイルが違うので単純に比較できない。セフードはレスリング金メダリストなので、セフードの方が上だけど、ドミニクはそもそもプレッシャーかけて正面から押し倒すレスリングではない。打撃でリズムと距離感を狂わせ隙を突くスタイルなので、それをセフードが凌げるかが、まず一つ。それとは逆にセフードからのテイクダウンをドミニクがどこまで凌げるか、ここも大きな鍵になると思う。

③は分からない。こればっかりは本番まで待たないと。ただ全盛期の動きが出来るならドミニクが勝つと思う。

まとめると
・打撃ではドミニク。組技はセフード。打撃と隙あらばテイクダウン狙いのドミニクに対し、ハードパンチで圧力をかけ、テイクダウンを狙うスタイルのセフード。打撃vs寝技の構図が大いに考えられる。
・打撃では、ドミニクの方が上なので、後はセフードの対応力次第。
・組技を含めたスクランブルの展開では、圧力の強いセフードのレスリングに対して、ドミニクのテイクダウンディフェンスの高さと、隙をついてテイクダウンするドミニクのレスリングに対する、セフードのリカバリー能力の高さが鍵。
・ドミニクに好き勝手に動かれると厳しい戦いになるので、セフードはテイクダウンを狙う戦略がゲームプランの1つに必ず入る。それを餌にしての1発KOもセフードは持ってるので、ドミニクがそれを捌く、もしくは得意の打撃でそもそもセフードのゲームにさせない動きができるかどうか。
・ドミニクの復活具合。なにせ両膝と肩をやってるので。
ただ膝を断裂しても復活したGSPの例もあるので、期待はしたい。

この辺かな。

正直ドミニクに勝って欲しいけど、難しいと思う。
けど勝って欲しいな

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索